地質調査技士

地質調査技士という資格はどういう資格なのか

昭和41年に発足した地質調査技士資格試験制度は、ボーリング等の地質調査の現場作業に従事する方々を対象に作られた資格試験制度で、地質調査の専門的知識を深く学ぶことが必要な試験となっています。
地質調査を行う場合、現場で取得した地盤情報が重要となり、その後解析判定業務の基礎となるものなので、地質調査を行う上で専門的知識をもって業務にあたるということは非常に重要な事だと位置づけています。

一般社団法人全国地質調査業協会連合会は現場技術者の技術を維持、向上するためにこの資格制度を作りました。
ボーリング技術者の為の試験という位置づけにあった資格ですが、地質調査業というのは非常に進化し、受験者は幅広い知識が必要なってきています。

また最近は非常に大きな地震、さらにはゲリラ豪雨や台風などによる豪雨の被害などによって、インフラをどう維持していくかということも大きな問題となっています。
地質調査業は、こうした近年の環境状況などを踏まえ、防災分野などについても能力を発揮するようになっています。

発注する側が求める技術者資格、そのスキルを向上させ、現場にマッチした技術者が仕事にまい進できるように、この試験が導入されたのです。

地質調査技士の試験はどのように行われるのか

試験は例年7月の第二土曜日に年1回行われています。
試験会場は全国に10カ所あり、受験申込については4月中旬くらいから5月中旬位までです。
合格発表は9月10日前後に行われます。

この資格については資格を取得してから5年ごとに更新手続きを行うことが必要です。
更新方法は、講習会の受講、または継続教育記録CPD報告形式があります。
CPD報告形式の場合、5年間で125CPD以上、175PCD以下となっています。

更新の受講会場は全国12か所、受講は受講会場ごとに設定した1日、11月から1月の間に受けることが必要です。

地質調査技士の試験は、現場調査部門、現場技術・管理部門、土壌・地下水汚染部門という三つに分かれています。
この資格を酢得することによって、土木建築や設計業務、測量業務を行う業者、また建設コンサルタント業務を行う企業等への就職に有利になります。

こうした業界への転職という場合でもスキルの証明となりますので、資格を保有しておくことで有利になる面は多いでしょう。
またボーリング技術者を対象としていたこの地質調査技士の資格も、ニーズが非常に多様化しているということで、建設関係以外の業種においても活躍されている人が多くなっています。

東日本大震災で未曾有の被害に襲われたこともあり、地質や土壌に関して注目が集まっているということもあるので、将来的に見ても将来性の高い資格といえます。