老朽化した物件のトラブル

老朽化した物件

賃貸からの立ち退きも不動産のトラブルの原因になります。
一番多いのは、家賃の滞納による立ち退きですが、
物件が古くなってしまった場合の立ち退きも問題になることがあります。
物件が古くなると、建物の傷みが激しくなり、その修理の費用は莫大なものになります。
そこで、大家さんは、入居者に出て行ってもらうように頼むですが、
それに応じてくれない人もいます。
出て行かないと、物件を処分できないので、大家さんは困ったことになります。
そこで、弁護士が間に入って、立ち退きの問題を処理するわけです。

Gさんは、自分が経営しているアパートのことで、相談に来られました。
古くなって、傷みが激しいし、修理費も馬鹿にならないので、売りに出したいけど、
入っている人の中で出て行かない人がいて、困っているという話でした。
もちろん、Gさんは、アパートを処分することを、あらかじめ入居者に伝えました。
大家さんの要求なので、それにしたがって、入居者は部屋から出て行かなければなりません。

しかし、そのアパートに住んでいる人たちは、年をとっている人が多く、
次の住まいも見つからないようで、アパートに居座り続けました。
私が居座っている人に出ていくように頼んでも、
いろいろな理由をつけて、引っ越そうとしません。
強制的に立ち退かせることもできるのですが、
荒っぽい方法はできるだけ避けたいというのが、Gさんの希望でした。
強制退去が不可能な場合、弁護士ができることはあまりありません。

立ち退き物件

そこで、立ち退き物件を扱う業者はいないのか調べてみました。
インターネットを使って調べると、
トラブルがある物件を引き受けてくれる会社が見つかりました。

借家人が住んでいても買取りが本当に可能なのか、私は思いました。
その点を何度もくわしくたずねてみると、
借家人がいても、そのまま買い取れるということでした。

それが確実なら、Gさんのアパートも買い取ってもらえると確信したのです。
買取りのことは、その会社にすべて任せたのですが、うまくいったようです。
しばらくして、Gさんからお礼の手紙が来ました。
良いところを紹介してもらったと書いてありました。