糞害トラブル事例

鳩などによるトラブル

都内などにある中高層物件で案外多く報告されているのが、鳩などによる糞害トラブルです。

道を歩いていて鳥の糞が降ってくるというのは非常に迷惑なことですが、住宅においてはそんなちょっとした不愉快というレベルでは収まってはくれません。

糞害の原因は都市化によってそれまで住んでいた森や林がなくなってしまったことによる都会への鳥の移動です。
糞害被害をもたらす鳥の種類としては、ハトの他、カラス、ムクドリ、ヒヨドリといった種類があります。

それらは群れを作って巣を作り、決まったところに糞をするという習性があるため、運悪く住み着かれてしまったマンションなどではベランダ玄関などに大量の糞を毎日のように見かけることになってしまいます。

特に注意すべきなのがハトの糞で、病気を媒介することもあります。

オウム病、クリプトコッカス症、トキソプラズマ症など、場合によっては感染した人が重篤な病気になってしまうこともある危険があります。
さらに糞が恒常的に存在することでダニやノミ、シラミといった害虫を呼び込みやすくもなってしまうので、そこからアレルギーの原因ができてしまったりします。
また糞は酸性質であることから、車の塗装や建物の外装を溶かしてしまうという被害もあります。

糞害は居住前からそれがあることを見抜くことが難しいという問題があります。

糞のトラブル

都内で糞害が多数報告されるようになってからは、新たに建築する物件については設計者も鳥が巣を作りにくい工夫をするようにしはしていますが、鳥たちがそんな隙間を縫って思いもよらないところに巣を作ったりということもよくあります。

最初は少ない糞害が居住年数とともに次第に増加していき、ひどくなっていたという事例もあります。

問題は糞害が発生したあとで、大家や設計者にその瑕疵を問うことができるかということです。
賃貸住宅においては糞害が起きたときには大家からネットを張るなどの対策を求めることができますが、よほどのことでない限りは自衛をすることが基本になってしまいます。

ひどい管理者の物件になると糞害があることを隠して契約をさせるという事例もあるので、入居時に糞害についてどのような説明があったかということをきちんと記録をしておいた方がよいでしょう。

もし糞害が起きてしまったら、建物全体で鳥類を寄せ付けない工夫をするための工事・対策をしていくことが必要になります。

建物をキレイに保ち、巣を壊すことを繰り返せばいなくなるということもよくあります。