騒音は困りもの

集合住宅での騒音について

騒音のトラブルもよく起こります。
これはやはり個人の住宅よりも、集合住宅で頻発するトラブルです。
集合住宅には、アパートとマンションがありますが、
どういうわけかマンションで起こることが多いようです。
マンションは防音処置がしっかりしていると思い、
つい大きな音を出してしまう方がいらっしゃるようです。

事例として下記サイトもご紹介。
(参考サイト)騒音トラブルはツラいよ!

騒音にはいろいろな種類がありますが、
これからお話しする例は、マンションの上の階から聞こえてきた楽器の音です。
Dさんという方が、私のところに相談に来られました。
Dさんはあるマンションに10年以上生活されていました。
そこは静かなところで、騒音の問題などなかったそうです。
ところがある年の12月ごろから、上階の騒音に悩まされるようになりました。
耳が痛くなるような金属音や音楽の音、ドラムを叩く音です。
騒音が聞こえるのは、決まって深夜でした。
そのため、Dさんはぐっすり眠ることもできません。
たまりかねて、音が聞こえてくる部屋に行って抗議しようとしたのですが、
インターフォン越しにしか話を聞いてもらえませんでした。

管理組合へ相談

そこで、Dさんはマンションの管理組合に相談しました。
管理組合が騒音のことを注意した文書を、その部屋のポストに投函しました。
しばらくの間、そのうるさい音はやみました。
しかしまた聞こえるようになりました。
今度は警察に来てもらい、注意してもらったのですが、それでも音はやみません。
仕方なくDさんは、法的な処置を取ることを決断されたわけです。

騒音は微妙な問題です。
ある人にとってはそれほどうるさく感じない音でも、
別の人は非常に耳ざわりで、耐え難いことがあります。
騒音が問題になるときには、それを客観的な数字にする必要があります。
私は、音量計でその騒音を測ってもらうように、Dさんに頼みました。
音量計は、役所で借りることができます。
測定の結果、やはりその音は普通の人の我慢の限度を超えていました。

この我慢の限度は、受忍限度と言われています。
一般の生活音が受忍限度の目安です。
これは普通に生活しているときに人が出す音のことです。
これを超えたら、うるさいと感じるのは当たり前のことですが、その判断基準はあいまいです。
法的なガイドラインもありません。
Dさんのケースの場合、あきらかに生活音を超えているレベルでした。
裁判所もそれを認めてくれて、音を出している人物に損害賠償を支払うように命じました。
騒音の問題はこじれやすいです。
一番いいのは当事者同士の話し合いで解決することですが、
それができない場合は、法律家の出番になります。