新築でもトラブルは起こる

新築でのトラブル

新築の住宅やマンションを購入した時にも、トラブルは起きます。
中古の場合よりは少ないのですが、深刻なトラブルもあります。
新築の場合、中古よりもお金がかかっているので、
トラブルに巻き込まれた人は精神的なトラブルが大きいようです。

これからご紹介するのは、新築のマンションを購入された方の例です。
その方をOさんとします。
Oさんは、新築の5階建てマンションの1階部分を購入しました。
そのマンションは交通の便の良いところにあり、日当たりも良かったそうです。
Oさんも奥さんもそのマンションを購入したことに満足されていました。
ところが、売り主業者がマンションの南側の土地を建築業者に売り払ってしまいました。
その建築業者は、そこにあった平屋建ての住宅を壊し、盛土をしたうえで、
2階建ての新築の住宅を建てて、それを売却しました。
新しくできた2階建て住宅のせいで、
Oさんのマンションの日当たりは著しく悪くなってしまいました。
おまけに、風通しも悪くなり、部屋の中にカビが生えることもあったそうです。

そこでOさんとそのマンションの住人の方々は、
売り主業者と建築業者を訴えるために私どもの事務所に来られたわけです。
売り主業者は、マンションの南側に、高い建物が建つことはない、
とマンションの購入者に説明していたそうです。
建物は建たないと言って、勝手に建てたわけですから、
売り主業者の行為には大きな問題があります。
さらに、日当たりが悪くなるのは十分予想できるのに、
2階建ての家を建てた建築業者にも責任があります。

業者の言い分

しかしこの2つの業者の言い分は、想像を絶するものです。
新しくできた2階建ての住宅は、Oさんたちのマンションの日照権を侵害するものでない。
Oさんたちの主張は妄想に近いものである。
このような悪質な主張を展開しました。

この件は、Oさんたちの完全な勝利に終わりました。
裁判所は、売り主業者と建築業者の非を認め、
マンション価格の下落による損害、弁護士費用、慰謝料などを支払うように認めました。
その総額は、1億円を超える莫大なものでした。

このケースは明らかに業者側が悪いです。
法律ではなくて、常識で考えても、
業者たちのやっていることはひどいものであることが分かります。
このような業者にひっかかってしまうと、災難です。
住まいの購入は、人生の一大イベントです。
その大切なイベントが台無しにされてしまったわけです。
このような業者ばかりではないのですが、不動産を購入するときには、
業者をよく選ぶことが大切です。