おとり広告

あまいエサでおびき寄せるおとり広告

賃貸住宅を借りるときには、おとり広告に気をつけたいものです。
おとり広告とは、貸す気のない有利な条件の物件を広告に出して消費者を引きつけ、他の物件を契約させるための方法で、主に次の3に分けられます。

まず、実際には存在しない物件を好条件で広告しているものです。
次に、既に契約が成立している物件であるにもかかわらず、好条件の物件として広告しているものです。
そして実際に取引をするつもりがない、でたらめな物件を掲載するものもあります。

これらの広告はいずれも好条件をエサに客をおびき寄せ、不動産会社は自分に有利な物件を紹介するのが手口です。

駅に近くて新しい物件なのに家賃が安いなど、魅力的な物件をみつけて不動産会社に問い合わせても、既に成約済みですと言われ、似たような条件の物件がありますから見てみませんかなどと他の物件をすすめられたら、その不動産会社はおとり広告をしている可能性が高いといえます。

インターネットのおとり広告に注意

特に不動産業界ではインターネットのポータルサイトが増えていますので、それに伴ってインターネットでのおとり広告の報告数も増えてきました。

このため首都圏不動産公正取引協議会では2014年から、ポータルサイトのアットホーム、CHINTAI、HOME’S、SUUMOと連携し、おとり広告の情報を共有することと、ポータルサイトにおとり広告が掲載されていることが発覚した場合は、即座に削除する取り決めを交わしました。

おいしい話には要注意

希望する物件があまりにも条件が良すぎる場合は、まずは疑ってみましょう。
不動産市場で、素人が自力で掘り出し物を見つけるのはまずムリです。

信頼できる人のツテやコネで優良物件を安く貸してくれるなどの幸運があれば別ですが、一般の広告で格安物件がでている場合は、何らかの理由があると考えられます。
事故物件だから安い、古いから安いなどそれ相応の理由があるはずだからです。

おとり物件の場合は不動産会社では、最初からその物件を貸す意思がないのですから、おもわず欲しいと思うような有利な条件をつけて広告に出します。
このような物件が成約済みの場合は、おとり広告を出している不動産会社ではないかと疑ってみましょう。

成約済みと言われたのに、同じ広告がまだ出ている場合などはおとり広告である可能性が高いので、そのような不動産会社とかかわると後悔します。
別の物件をすすめられて断ったにもかかわらず、しつこく営業をしてくる場合は、消費者相談センターに相談することをおすすめします。
悪質な場合は、不当な取引の勧誘を行う不正表示をした業者として、何らかの対処が行われます。