駐車場のトラブル

駐車場のトラブル

住まいではないのですが、駐車場も不動産トラブルの原因になります。
現代の生活に車はなくてはならないものです。
仕事のために車を使われる人もいます。
車がそれだけ生活に密着したものなので、それが置かれる駐車場は、トラブルの原因になりやすいのでしょう。

これからお話しする例は、駐車場とゴミ捨て場の問題です。
その方は賃貸しのマンションに住んでおられる方でした。
駐車場も契約して、毎月決められた料金を支払っていました。
問題は、その駐車場のそばにゴミ捨て場があったことです。
ゴミを捨てるときに、その方の車が邪魔になったようで、誰かが車に「駐車違反」と紙を張り付けていたのです。
私のところに相談に来られた人は、マンションの管理会社に相談に行きました。

管理会社は、マンションの誰かが紙を貼ったのだろうと認めてくれ、男性が車を止めている場所は契約済みと、マンションの住人すべてに告げてくれました。
それですべてが解決するはずでした。
ところがしばらくして、また「駐車違反」の紙が貼られていたのです。
男性はまた管理会社に相談に行きました。
その結果、車を駐車する場所は変更してもらえることになりました。
しかし、紙は強力な接着剤で貼り付けてあり、それをはがす時に、その人の車に傷がついてしまいました。
一番悪いのは、その紙を貼った人ですが、管理会社にも非があり、車の傷の修理代ぐらいは負担してもらえないのか。
それが男性の訴えでした。

まずは管理会社へ相談しよう

確かにマンションの管理会社には、マンションの住人が快適に生活できるように、マンションを管理する義務があります。
しかしこの場合は、管理会社に直接の責任はありません。
悪いのは、その紙を貼った人です。
これは管理会社の問題というより、器物損壊にあたり、警察に届けたほうが良いことをアドバイスしました。
器物損壊には、いろいろな判例があります。
通常は、その物の価値を損なった場合に適応されます。
このケースの場合は、車に傷をつけられたなので、適応は可能です。
ただし紙を貼りつけた現場を押さえたわけではないので、その証明は難しいはずです。

駐車場もそこに置かれる車も、不動産トラブルの原因に良くなります。
管理会社の責任を問えることもあるのですが、紹介したケースのように問うのが難しいこともあるのです。
マンションの駐車場を借りるときには、それに付随している契約書に必ず目を通しておきましょう。
そうしておけば、何か問題が起こった時に、どう対応すべきか早く分かります。