わけありを伝えてもトラブルが起こるケースも

わけあり物件

わけあり物件でありながらそれを伝えずに部屋を貸したり物件を売ったりしてトラブルになるというケースは比較的多く聞くものです。
この場合はお部屋を借りたり買ったりした方が被害者ですよね。
ですが場合によっては、不動産会社側がわけあり物件である旨を丁寧に伝えて、相手も了承しておきながらトラブルが起こってしまうという、被害者が逆のケースのトラブルも意外と多くあるのです。

私がこれまで見てきたわけあり物件のトラブルはいくつかありますが、やはり「想像していたのと違った」ということが一番多いと思います。
例えばわけあり物件といっても「隣に大きなビルがあるため日当たりが悪い・風通しが悪い」といったような周囲の環境に左右されてしまうわけあり物件があります。
このことはしっかり物件情報にも掲載されており、紹介の際にもしっかり伝えていました。
更にこちらの不動産会社は丁寧だったので、ちゃんと内覧にも同行して確認してもらうなどの対応をしてたそうです。
内覧もしたうえで納得したので契約に至りました。
しかし少し月日が経過した頃、「冬にこんなに日が入らないとは思わなかった」と大層怒った様子で電話をして来たそうです。
よく聞くと、「自分が内覧をしたのはまだ残暑~秋の頃で比較的太陽が高い時期だった。だから日当たりが想像より悪く無いと思ったが、冬になったら日が低いためにほとんど日が入らない。これでは話と違う」ということだそうでした。
ですがそのこともしっかり伝えていた不動産会社だったため、相手の言い分は通らなかったようです。

事故物件

またもう一つのわけありとして、その部屋で人が亡くなってしまった事故物件があります。
この物件でも、そこで人が亡くなられたことを伝えて、その上で内覧をしてもらって問題ないということで契約をしたそうです。
しかし入居翌日に直接訪れて、「夜になるとやっぱりなんとなく気持ち悪い気がする。新しい部屋をすぐ手配してほしい。」というように言われたようです。
これも内覧をするタイミング的な問題だとは言え、入居者の方は自分から夜にちゃんと内覧したいなどの申し出は特にしていなかったそうです。
そうなれば内覧をするのは普通昼間ですから、これも不動産会社に落ち度はないように見えます。

いずれも、自分が内覧した時こうだったから大丈夫だろうという、入居者側のだろうの思い込みで起こっているトラブルです。
不動産会社側に落ち度はないにしても、こうしたクレームのようなものが入るのは大変です。
できるだけ先手を打って、相手がクレームを言うことができないくらいにしっかり同意してもらったといえるようにしておきたいですね。